研修制度
研修制度(ポートフォリオ形式)
ポートフォリオとは書類を運ぶ平らなケースを意味しますが、写真家や画家の自己作品集という意味でも多く使用されています。
研修内容のファイルを時系列順に蓄積し、最終的に個人の研修を振り返ることのできるポートフォリオを完成させます。
研修カレンダー
研修内容
step 1 初期研修
OJT形式の研修
- 処方箋受付時の接遇マナー
- ジェネリック医薬品の希望聴取の方法
- お薬手帳の有用性の説明方法 など
OFF-JT形式の研修
- 入職時オリエンテーション
- 調剤内規、就業規則の説明
step 2 調剤研修
OJT形式の研修
- 計数、軟膏調剤
- 散剤、水剤調剤
- 一包化、粉砕調剤
step 3 監査研修
OJT形式の研修
- 近隣処方箋の監査
- 薬歴の記載
- 疑義照会
- 在宅施設関連の監査
- 広域処方箋の監査
OFF-JT形式の研修
- 医療保険・調剤報酬制度の研修
- 薬局内での勉強会(月1回)
- 外部での各種勉強会(随時)
- 各種認定薬剤師や資格取得についても全面的サポート
step 4 在宅研修
OJT形式の研修
- 在宅業務の同行
- 訪問診療同行見学
- 医師への報告書作成
OFF-JT形式の研修
- 在宅業務に関する基礎研修
- 介護保険制度の基礎研修
step 5 薬品管理研修
OJT形式の研修
- 薬品発注と分譲
- 棚卸の集計・解析
- 不動、過剰在庫整理
その他の研修一例
- OTCや健康食品の説明と販売
- 高度医療機器、排卵検査薬などの販売
- 分包機などの各種機械のメンテナンス
- 分包機などの各種機械のメンテナンス
研修の進捗評価・報告方法
新人教育の指導薬剤師を決めて、マンツーマンでの教育を1年間実施
①研修進捗状況の確認 (月1回)
- 進捗状況と次月の目標を設定
- 疑問点や悩みなどの相談
- 月1回の会議で全スタッフへ報告
②週間アクションシートの提出 (週1回)
- 1週間で実施・習得した内容を記載
- 知識を深める必要がある内容は書物などで調べて記載
③濃縮ポートフォリオの提出 (月1回)
- 対応した事例や疑問点などより深く調べるべき内容を自ら選び、報告する理由と内容、考察などを記載
新人薬剤師と指導薬剤師が①~③の報告・確認・相談・指導を実施必要に応じて、薬局長なども指導・助言
進捗状況をDr.Millerの能力ピラミッドで可視化
OJTで実施した業務内容や知識などをリストアップして、各項目の理解度をDr.Millerの能力ピラミッドにTeachを追加したレベルで客観的に評価を実施。
週間アクションシートで知識を俯瞰
毎週月曜日に今週の目標と先週の評価を実施。
業務上で実施・習得した内容を手書きする。
実際の週間アクションシートは、下記を参照。
新人薬剤師が1週間の自己評価をし、指導薬剤師がアドバイスを記載する。
濃縮ポートフォリオで知識を再構築
月に1回、詳細なレポートを作成することで調べて文書にまとめる能力の向上を図る。
定例会議の際、スタッフに発表することでプレゼンテーションの練習にも活用。
実際の濃縮ポートフォリオは、下記参照。